ニューヨークの若手ブランドの中でも一躍脚光を浴びる要注目の新進気鋭ブランド Vaquera (ヴァケラ) の春夏ラストコレクションの販売を明日7月7日(土)からスタート！

今回も完売必至の新商品が多数入荷となります

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2016年秋冬コレクションよりデザイナーが3人体制となり、RADD LOUNGE 取り扱いブランドの Moses Gauntlett Cheng 元デザイナーで Eckhaus Latta でもインターンシップ経験を持つ David Moses と、Bryn Taubensee が新たに加わりパワーアップした事は以前お話をさせて頂きましたが、2017年秋冬コレクションからは更にデザイナーが1人増え、4人体制に変わったVaquera。

Vaquera は、シーズンを重ねる毎に進化をしていると感じる数少ないブランドのうちの１つですが、今コレクションも自信を持ってオススメ出来る内容となっておりますので、今後の動きにますます目が離せませんね。

初取扱時のブログ

そんな、CFDA/Vogue Fashion ファイナリストにまで成長した (ちなみにこちらも取り扱いブランドの TELFAR が優勝) 彼らの今季コレクションは「アイデンティティーの危機」がテーマ。

これにより<アイデンティティー>を研究した結果、無礼かつ反抗的で、エネルギッシュなコレクションになったようです。更に本国アメリカ・ニューヨークに熱を感じなくなった彼らは、今季ショーをパリにて敢行し、成功を収めている。

さらにランウェイショーの楽曲は、FOXネットワークで放送された、10代の若者たちの生活に基づいたテレビドラマ “The O.C.” のサウンドトラックをデザイナー4人がリミックスし流したそう。このチョイスは、アメリカのマスメディアに形作られたステレオタイプのフォーマットを皮肉った意味との事。

この考え方は RADD LOUNGE の<アイデンティティー>にも似ているような気もします。個々の<アイデンティティー>や鑑識眼で見極める力は、ファッションや音楽に限らず全てのジャンルに対してとても重要な時代な気がします。メディアや食、政治なども言えますよね。

ファッション業界でも、RADD LOUNGE のみならず昔から長く続けている他のセレクトショップさんからもよく聞くのですが、種の時期から大事に大事に育てた植物(ブランド)が花を咲かせるタイミングになると、横から刈り取る荒技バイヤーやセレクト？ショップの方々が増えています。

こちらが時間を掛けて培った上でのスタイルやカルチャー、ブランド説明などもそのままコピペしたりと、”結果” だけは真似出来てもプロセスは真似出来ません。(JAY-Zの名言)

RADD LOUNGE は文脈ありきでブランドをセレクトさせて頂いております。流行っているからとか、ただ売れそうだからなどといった安易で意味のない取り扱いはしません。このようなステレオタイプのショップやバイヤー方々に「サンプリングやオマージュと、真似は別物で比例しないのでご注意を！」と一言添えておきますw

話は脱線しましたが

そんなVAQUERA NYCの<アイデンティティー>が詰まったコレクションはこちらになります。

海軍直系のセーラーカラーが印象的なオーバーサイズセーラーシャツや

ウエスト部分のゴムと光沢のあるサテンストライプ生地が高級感すら感じさせてくれるボクサーショーツ、

80’s~90’sライクな、チェカーズを彷彿とさせるギンガムチェック柄ハンチング帽、

左右袖を異なる長さにし、涼しげなカラーリングでまとめた変形サマーニットセーター、

奴隷解放の父と言われ、アメリカの最も偉大な大統領として有名なエイブラハム・リンカーン前大統領のTシャツを製作。

ブランドの意図は、移民反対運動や同性愛者反対を行うドナルド・トランプ現大統領への”アンチテーゼ”として製作したかと思われるのですが、

実はダコタ族(インディアン)への “白人至上主義” 的独裁政治(年金の支払いを代替条件に土地を明け渡させたのち、その年金を滞らせ、しまいには飢餓状態にさせた上、最終的に裏切った)による制圧により38人同時処刑を行った張本人でもあります。

その後、インディアンの英雄 “テカムセ” による「テカムセの呪い」？により暗殺され死亡。

・違う土地からアメリカに移り、元々いた原住民を虐殺し土地を奪い取ったリンカーン。

・本国に元々いたアメリカ人の職や生活を守るため、移民排除運動を行うトランプ。

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色々な意味で今のアメリカを象徴するTシャツです。

さらに、過去に取り扱いをしていた DAIMORF を彷彿とさせる、安全ピンを多用使いしたアシンメトリーシャツや、チノパンとスラックスを足して2で割ったようなアシンメトリーパンツなど、

などなど、政治的な背景と彼等の持つクリエイティブな部分が巧く相まったコレクションとなっております。

あとランウェイショーのモデル画像を見て「あれっ？」と思った音楽好きなお客様もいるかと思いますが、

今季コレクションは、伝説のウィッチハウスバンド SALEM のメンバー  John Holland がモデルを務めたコレクションとなっております。ヤバすぎますよねw

7〜8年前、一世風靡した WHICHHOUSE (ウィッチハウス) というドロドロとノイズ混じりのジャンルがあり、数多くのアーティストの中でも、特に異彩放っていたのが SALEM でした。

そんな彼等を昔から知っている人からしたら、今回の VAQUERA NYC のランウェイショーに登場する事はとてもレアな出来事なのです。

知らなかった方は、youtube の映像を貼っておくので、この機会に是非チェックしてみてください

さらに前回、前々回のデリバリーで即完売していた カードキーチェインも小数限定で再入荷致しております。

KEY CHAIN ONLINE SHOP PAGE

毎シーズン日を追うごとに縫製のクオリティーも格段に上がっており、今シーズンは特に脂の乗ったコレクションになっておりますので、是非明日は店頭にお越しいただける事を心よりお待ちしております。ワクワクしますね

地方にお住まいのお客様は下記連絡先より通販やご質問も可能です。ご気軽にお問い合わせ下さい。オンラインショップでの購入を希望のお客様は 7月8日(日) 12:00〜の販売を予定しております。

VAQUERA NYC online shop page